本やカタログなどの見開き原稿を一度に読込んで、左右のページに分けたデータにする機能です。一度に2ページ分読込めるので、片面コピーのときは2枚分、両面コピーのときは表裏の1枚分になります。スキャン時は2ページ分のデータになります。
本のオモテ表紙またはウラ表紙もいっしょに読込む場合は、最初にオモテ表紙、ウラ表紙の順序で読込んでから、見開きの本文を読込むことで、最後にすべてをページ順に印刷できます。
小冊子機能を併用すると、読込み後に中とじ本のページ立てになるよう、読込んだデータのページ順を変えて印刷できます。
[ブック連写]では、[原稿とじ方向]と[表紙有無選択]を設定し、必要に応じて[追加機能]の[小冊子]を設定します。
[原稿とじ方向]:
原稿のとじ方向を選択します。読込むときのページ順の基準になります。通常、横書き原稿の場合は[左とじ]、縦書き原稿などの場合は[右とじ]を選択します。
設定 | 説明 | |
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[左とじ] | 見開き原稿を左、右の順序で分割して読込みます。原稿が左とじのときに選択します。 ![]() | |
[右とじ] | 見開き原稿を右、左の順序で分割して読込みます。原稿が右とじのときに選択します。 ![]() |
[表紙有無選択]:
表紙の有無を設定します。
表紙があるときは、表紙だけを先に読込みます。
オモテ表紙だけの場合は最初に読込んだ1ページを、オモテ表紙とウラ表紙がある場合は最初の2ページ分を表紙データとして扱い、オモテ表紙とウラ表紙として印刷します。
設定 | 説明 | |
---|---|---|
[表紙なし] | 表紙を読込みません。 ![]() | |
[オモテ表紙あり] | オモテ表紙を読込みます。 原稿は、オモテ表紙、見開きの本文の順序で読込みます。 最初にオモテ表紙、次に本文をページ順に出力します。 ![]() | |
[オモテ/ウラ表紙あり] | オモテ表紙とウラ表紙を読込みます。 原稿は、オモテ表紙、ウラ表紙、見開きの本文の順序で読込みます。 最初にオモテ表紙、次にページ順の本文、最後にウラ表紙を出力します。 ![]() |
[小冊子]:
小冊子機能を併用します。
見開きの本文をページ順に読込んだあと、小冊子になるようページ順を変えて印刷されます。
小冊子の表紙の有無や小冊子の開き方向、内側オフセットの条件を設定します。
設定 | イラスト(左開きの場合) |
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[表紙なし]+[小冊子] | ![]() |
[オモテ/ウラ表紙あり]+[小冊子] | ![]() |
オモテ表紙、または見開き本文の最初のページから、コピーする面を下にしてセットします。このとき、[原稿外消去]と[センタリング]が自動で設定されます。
原稿のとじ方向に合わせて、[左とじ]または[右とじ]を選択します。
表紙の有無を設定します。表紙がないときは[表紙なし]を選択します。表紙があるときは[オモテ表紙あり]または[オモテ/ウラ表紙あり]を選択します。表紙があるときは、読込み時に表紙を先に読込みます。
[小冊子]について詳しくは、[小冊子]をごらんください。
[カバー紙]:小冊子の表紙を設定します。詳しくは、[カバー紙]をごらんください。
[開き方向]:小冊子の開き方向を設定します。[左開き]と[右開き]では、ページ順が逆になります。詳しくは、[開き方向]をごらんください。
[内側オフセット]:小冊子に折ったときに発生する内側と外側の余白量のズレを均一に補正します。詳しくは、[内側オフセット]をごらんください。
[両端断裁]:用紙の両端を化粧断裁する機能です。全シートを両端断裁するか、表紙のみ両端断裁するかを選択します。[出力設定]で[両端断裁]を設定しているときに設定できます。詳しくは、[両端断裁]をごらんください。
[ブック連写]が設定され、[連続読込み]が自動で選択されます。
表紙、本文の順に原稿を読込みます。