標準エクスポートは、本ソフトウェアがサポートしている測定器と直接のインターフェイスをもたない、外部プロファイルツール、DFE /プリンターのリニアライゼーション(プリンターキャリブレーション)、品質保証システムでの利用、または表計算プログラムなどを使った測定データの手動による追加処理など、さまざまな用途向けに測定データを保存するのに役立ちます。
測定データをエクスポートするには、まず「Measure」ツールまたは「View」ツールの「データリスト」ウィンドウで目的の測定結果を選択します。次に、データエクスポート用のダイアログを開きます。標準データエクスポートのダイアログは、「ファイル」 -> 「エクスポート」の順にメニューを選択するか、またはコンテキストメニューから(測定ファイルを右クリックして)開くことができます。
エクスポートダイアログでは、保存場所、ファイル名、および出力したい「ファイルの種類」(エクスポート設定)を選択します。
AccurioPro ColorManagerには、デジタル印刷で最も一般的な用途に使えるエクスポート設定が用意されています。カラーマネージメント用途の設定のほかに、絶対濃度と相対濃度(ただし、ステータスTの固定条件)のエクスポートに使える設定もあります。設定はすべて、M0、M1、およびM2の測定条件で使用できます。事前にインストールされているエクスポート設定では、データの出力シーケンスは測定シーケンスと一致します。
設定 | 出力データ内容 |
---|---|
Color management | パッチ-ID, CMYK, XYZ, L*a*b* |
Density T abs. | パッチ -ID, CMYK, 絶対濃度(ステータスT), L*a*b* |
Density T rel. | パッチ -ID, CMYK, 相対濃度(マイナス用紙), ステータスT, L*a*b* |
相対濃度の値をエクスポートするためには、チャートに1つ以上の用紙フィールド(CMYK=0000)が含まれている必要があります。
M0: 古い標準(従来) | 不特定のUV部分を含むD50/2° |
M1: 現在の標準 | 精密に定義された、標準準拠のUV成分を含むD50/2° |
M2: UVカットフィルター | UV成分を含まないD50/2° |
特定用途向けに他のエクスポートファイルが必要な場合は、コニカミノルタまでお問い合わせください。