起こりやすい印刷時のトラブルの1つは、画像の位置のズレです。
周囲の温度や湿度の変化、本機のコンディションの変化、用紙の種類による質感の変化によって画像位置の精度は左右されます。
安定した画像位置の精度を実現するため、定期的に画像位置調整を行ってください。
「画像位置調整」とは、画像の印刷位置を調整する機能です。
片面印刷時:オモテ面の印刷位置を目的の位置に印刷するよう調整します。
両面印刷時:オモテ面とウラ面の印刷位置を合わせるために、画像の位置ズレができる限りなくなるように調整します。
正しい画像の印刷位置を判断するため、はじめに基準位置の調整をしてください。
本機では、印刷時の画像の先端位置や片寄り、倍率を調整できます。詳しくは、[プリンター調整]をごらんください。
本機で基準位置の設定を行ったあとに、以下の3つのタイミングで画像位置調整を行ってください。
本機に装着しているオプションによって、操作が異なります。詳しくは、参照ページをごらんください。
新しい種類の用紙を使用するとき*
トレイ内の用紙を変更したとき
表裏位置の精度が気になったとき
ジョブを実行後、仕上がりの調整が必要なとき:ジョブごとの調整フロー
*:新規で用紙種類や坪量、用紙サイズに対して調整を行った場合は、調整結果を「用紙プロファイル」として本機に登録してください。次に同じ用紙条件で印刷するときに、用紙プロファイルを活用することで用紙設定の作業を効率化します。
「用紙プロファイル」について詳しくは、以下をごらんください。
さらに仕上りの精度を上げたい場合は、ジョブごとに画像位置の調整をしてください。
使用環境によって操作方法が異なります。状況に応じて使い分けてください。
各機能について詳しくは、参照ページをごらんください。
本機で手動調整する | オモテ面とウラ面の位置ズレを調整します。 | |
画像位置を任意にシフトして調整します。 | ||
AccurioPro Print Managerで手動調整する | 本機とネットワークで接続しているコンピューターから、アプリケーションを使って調整します。画像位置を任意にシフトして調整します。 | |
自動で調整する | 本機にインテリジェントクオリティオプティマイザー IQ-601を装着している場合は、自動で画像位置の調整ができます。手動で調整する手間を省いて、作業の効率化をサポートします。 | |
本機 | 印刷中にリアルタイムで調整します。 詳しくは、自動画質補正をするにはをごらんください。 | |
設定した枚数が印刷されるごとに自動で調整を行います。 詳しくは、[定期表裏調整]をごらんください。 | ||
本機の電源を入れたあとや新しい用紙を使用する際に、出力したチャートを使ってインテリジェントクオリティオプティマイザー IQ-601で読取り、自動で表裏調整をします。 詳しくは、[自動測定]をごらんください。 | ||
PS Plug-inドライバー | ジョブの実画像による自動表裏調整をします。 詳しくは、設定手順([実画像表裏調整]を行う)をごらんください。 |