[ｽｷｬﾝ測定]
概要
本機のスキャナーでチャートを読取り、オモテ面とウラ面の倍率と印刷位置を自動で調整します。
重要
- この機能は、スキャナーを搭載している製品で使用できます。
- インテリジェントクオリティオプティマイザー IQ-501が接続されていると、[ｽｷｬﾝ測定]は表示されません。インテリジェントクオリティオプティマイザー IQ-501が接続されている状態で[ｽｷｬﾝ測定]を表示させるには設定が必要です。詳しくは、[表裏調整機能切り替え]をごらんください。
参考
- 微調整を行う場合は、[倍率]調整と[イメージシフト]調整を行ってください。
- 本機で使用できるすべてのサイズの用紙について調整できます。
参考
調整チャートについて
- 調整チャートは1 枚につき最小で4回読込みます。枚数は最大20枚です。
- 最大20 枚の調整チャートの測定結果から印刷位置のズレの平均値を算出します。
設定手順
1
[測定用背景シート出力]を選択します。
2
使用する給紙トレイを選択し、操作パネルのスタートを押して測定用背景シートを出力します。
測定用背景シートは、A3または11 e 17の用紙サイズで出力してください。測定用背景シートの用紙サイズがA3または11 e 17より小さいとき、スキャン測定ができないことがあります。
3
[印刷モード終了]を押します。
4
[1.調整チャート出力]を押します。
5
チャートの出力枚数を入力し、操作パネルのスタートを押して両面印刷のチャートを出力します。
チャートは20枚以上出力できますが、連続してスキャン測定できるのは最大20枚です。
6
[2.調整チャートスキャン]を押します。
[調整チャートスキャン]画面が表示されます。
7
チャートのオモテ面（front）を上向き（原稿ガラスと反対側）に、天を奥側にしてセットします。
チャートの左上角を、垂直方向原稿サイズ指標と水平方向原稿サイズ指標からそれぞれ約5 cm / 2"のところに置き、左辺と上辺がそれぞれ垂直方向原稿サイズ指標と水平方向原稿サイズ指標と平行になるよう、原稿ガラスにセットします。
8
測定用背景シートをセットします。
測定用背景シートの黒い面を下向き（原稿ガラス側）にして、図のように左と上の垂直方向原稿サイズ指標と水平方向原稿サイズ指標に突き当てます。このとき、先にセットしたチャートの位置がずれないように注意してください。
セットが終わったらADFを閉じてください。
9
[調整チャートスキャン]画面の[スタート]を押します。
1枚のチャートについて、スキャンを4回繰返します。
-1回目：チャートのオモテ面（front）を上向き（原稿ガラスと反対側）に、天を奥側にしてセットします。
-2回目：チャートのオモテ面（front）を上向き（原稿ガラスと反対側）に、地を奥側にしてセットします。
-3回目：チャートのウラ面（back）を上向き（原稿ガラスと反対側）に、天を奥側にしてセットします。
-4回目：チャートのウラ面（back）を上向き（原稿ガラスと反対側）に、地を奥側にしてセットします。
4回のスキャンが終了すると、調整値算出のダイアログが表示されます。
10
スキャンが正しく終了すると、[調整チャートスキャン]画面の[スキャン回数]が1つ繰上がり、画面上部のイラストにある青枠表示が、1つ右のイラストに移動しているのを確認します。
青枠表示が移動する前にチャートを動かすと、正しく測定できないことがあります。
[調整チャートスキャンに失敗しました]というメッセージが表示される場合は、画面表示に従ってチャートや測定用背景シートを正しくセットしなおしてください。
ADFが開いていると、ダイアログが表示されてスキャンできません。ADFを閉じてから、ダイアログを閉じてください。
11
スキャン測定を継続するときは[いいえ]を、スキャン測定を終了して調整値を算出するときは、[はい]を押します。
[いいえ]を押すと、チャートシートの枚数表示を1つ繰上げて[調整チャートスキャン]画面にもどります。チャートのスキャンを枚数分繰返します。測定結果が可算されます。最大20回まで繰返します。
[はい]を押すと、加算された測定結果から自動で調整値を算出して、[オモテ]と[ウラ]の[倍率]と[イメージシフト]、[回転/Skew]に反映します。
12
[はい]を押したあと、チャートを1枚出力して結果を確認します。再調整が必要な場合は、再度チャートをスキャンします。
[はい]を押して算出した調整値が調整可能範囲を越えているときは、ダイアログが表示されます。最初からスキャン測定をやりなおしてください。
参考
手順12で調整可能範囲を超える原因について以下のことが考えられます。スキャン測定をやりなおす前に確認してください。
- スキャン測定に使用したチャートが正しくない（別のチャートが使用された）
- 印刷位置の調整状態が悪い
- 印刷面の基準位置の調整が完了していない
をクリックまたはタップすると
になりブックマークとして登録されます。