原因 | FieryカラーサーバーのRIP処理では、mmまたはインチ単位からpt単位への変換処理が行われます。このとき、数字が割切れずに丸め込み誤差が発生する場合があります。 丸め込み誤差が発生した場合、1 pt分(約0.35 mm / 0.013")の画像位置のズレが発生します。 この問題が生じている場合、原稿画像そのものに画像位置のズレが発生しているため、インテリジェントクオリティオプティマイザー IQ-501の[自動画質補正]機能では、画像位置のズレを補正することができません。 |
オプション | インテリジェントクオリティオプティマイザー IQ-501、Fieryカラーサーバー |
作業時間 | 10分 |
概要 | プリンタードライバーまたはCommand WorkStationで[画像シフト]を設定することで解決できます。 |
注意 | 表裏位置のズレは、複数の理由で発生します。 表裏調整に使用する用紙が正しく裁断されたものか確認してください。 |
手順 | 以下は、Fieryカラーサーバーの例です。 1. インテリジェントクオリティオプティマイザー IQ-501装着時にタッチパネルの[機械状態] - [用紙設定] - [表裏調整] - [自動測定]を選択します。 2. 用紙トレイごとに画像位置のズレを修正します。[自動測定]は、複数の用紙トレイを一括で調整したり、複数枚のチャートを出力して調整の精度を向上したりすることができます。 3. プリンタードライバーまたはCommand WorkStationでジョブの[プロパティ]を開きます。 4. [画像シフト]でシフト量を設定します。オモテ面を、通紙方向に1 pt分(約0.35 mm / 0.013")シフトさせることをおすすめします。 |