本機のタッチパネルに[設定基準外画像を検知しました]と表示された場合、基準外画像レポートを確認してください。
ここでは、基準外画像が検知されたときの状況と、その原因、対処方法について説明します。
状況1:基準外画像レポートに赤丸の注釈が表示され、実際の印刷物にも汚れがある。 | |
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原因 | 対処方法 |
基準外の汚れが検知されました。 |
状況2:基準外画像レポートに赤丸の注釈が表示されたが、実際の印刷物には汚れがない。 | |
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原因 | 対処方法 |
検品の精度が高すぎる可能性があります。 | 以下のいずれかのレベルを下げてください。 検品レベル [検知濃度レベル] [用紙ノイズ除去レベル] |
基準画像と実際の印刷時の用紙が異なっています。 | 基準画像を作成した時に使用した用紙をセットしてください。 または、実際に使用する用紙をセットして、基準画像を作成し直してください。 |
インテリジェントクオリティオプティマイザー IQ-501のスキャナーユニットに汚れが付着しています。 | スキャナーユニットを清掃してください。 詳しくは、インテリジェントクオリティオプティマイザー IQ-501の清掃をごらんください。 |
状況3:基準外画像レポートに赤い矢印の注釈が表示される。 | |
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原因 | 対処方法 |
基準外のスジ状の汚れが検知されました。 | [画像診断]を行ってください。画像上のスジやスポット(白ヌケ、色ヌケ、黒や白の斑点または裏汚れ)などの発生を診断します。診断結果を確認して調整を行うことで、画像品質の安定性を向上させます。 詳しくは、[画像診断]をごらんください。 |
状況4:基準外画像レポートに赤い四角の注釈が表示される。 | |
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原因 | 対処方法 |
基準外のホタル(円状の汚れ)が検知されました。 | ホタルはトナーの汚れが原因で発生することが多いため、再印刷を行ってください。 再印刷を行っても解決しない場合は、[画像診断]を行ってください。画像上のスジやスポット(白ヌケ、色ヌケ、黒や白の斑点または裏汚れ)などの発生を診断します。診断結果を確認して調整を行うことで、画像品質の安定性を向上させます。 詳しくは、[画像診断]をごらんください。 |
状況5:バーコード検品やシリアルNo.(数字)検品でエラーが生じる。 | |
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原因 | 対処方法 |
元データに異常があります。 または、仕様にそった設定がされていません。 | 検品データとデコード結果(レポート内にあるCSVファイル)を確認してください。 また、仕様に沿ったバーコード領域やシリアルNo.(数字)領域が設定されているかを確認してください。詳しくは、[領域種別選択]と[シーケンシャル確認]をごらんください。 |
状況6:基準外画像レポートに、ピンク丸の注釈が表示される。 | |
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原因 | 対処方法 |
基準画像に汚れがあるか、基準外の画像欠けが検知されました。 | 本機のメンテナンスを行い、基準画像を作成し直してください。 または検品レベルを下げてください。 |
状況7:基準外画像レポートのしおりに、「alignment error」と表示される。 | |
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原因 | 対処方法 |
基準画像と検査画像の位置合わせに失敗しました。 | 淡い画像や罫線のみのシンプルな画像などの場合、位置合わせが失敗する可能性があります。 特定の画像でのエラー発生が続く場合は、[検査除外領域]で対象ページ全面を検査除外領域に設定してください。 自動検品領域の設定について詳しくは、検品領域を設定するをごらんください。 |
画像に大きな汚れが付いています。 | 基準画像に汚れがある場合は、基準画像を作成し直してください。 印刷物に汚れがある場合は、本機のメンテナンスを行ってから、もう一度自動検品をしてください。 |
印刷された画像が、基準画像と全く異なっています。 | プリントジョブと基準画像が合致しているか、確認してください。問題ない場合、基準画像を作成し直してください。 |
状況8:基準外画像レポートのしおりに、「too many spots」と表示される。 | |
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原因 | 対処方法 |
基準内ですが、100個以上の汚れが検知されました。 (基準外の汚れではないため、赤丸の注釈は表示されません) |
状況9:本機のタッチパネルに、「検品に失敗しました」のメッセージが表示される。 | |
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原因 | 対処方法 |
基準画像とプリントジョブの用紙サイズが異なっています。 | プリントジョブと基準画像が合致しているか、確認してください。問題ない場合、基準画像を作成し直してください。 |