実際に使用するジョブデータの出力結果を基に、ウラ面画像の倍率と画像位置を調整するときに便利な調整です。
「表裏調整」を行ったトレイから、実際に使用するジョブデータを3枚程度出力します。
[機械状態]画面の[用紙設定]を押し、ジョブデータを出力したトレイを選択して[設定変更]を押します。
[表裏調整]を押します。
[ウラ]を押します。
手順1で出力したジョブのうち、2枚目出力と3枚目出力のウラ面画像から、ウラ面の倍率ズレを確認します。
1枚(2枚目出力)はオモテ面が上向き、もう1枚(3枚目出力)はウラ面が上向きになるように重ねて、オモテ面の画像の間隔とウラ面の画像の間隔を比較してください。用紙を反転させるときは、通紙交差方向を回転の軸にして反転させてください。
A:2枚目 B:3枚目
オモテ面画像とウラ面画像の間隔が異なるときは、[タテ倍](通紙交差方向)、[ヨコ倍](通紙方向)に調整値を入力します。
調整値は1ステップ=0.01%ずつ変化します。
調整範囲:[タテ倍]-1.00 ~ +1.00、[ヨコ倍]-0.50 ~ +0.50
画像倍率の調整例:オモテ面の画像の間隔が400 mmで、ウラ面の画像の間隔が401 mmのときは、調整値に-0.25%と入力します。
調整が完了したら、[OK]を押します。
手順1と同じジョブデータを同じトレイから3枚程度出力します。
2枚目と3枚目に出力された用紙で、ウラ面の画像倍率ズレを確認します。
画像倍率のズレがなくなるまで、手順5 ~ 手順8を繰返します。
[機械状態]画面の[用紙設定]を押し、調整したい用紙をセットしたトレイを選択し、[設定変更]を押します。
[表裏調整]を押します。
倍率調整後に出力したジョブの2枚目出力と3枚目出力のウラ面画像から、ウラ面の位置ズレを確認します。
図の黒い線はウラ面、青い破線は反対側の面(オモテ面)を示しています。
オモテ面画像とウラ面画像の位置が異なるときは、[上下](通紙交差方向)、[左右](通紙方向)に調整値を入力します。
画像を上または右に移動するときは+の値、下または左に移動するときは-の値を入力します。
画像位置の調整例:ウラ面画像がオモテ面画像に対して、下に0.5 mm、右に0.3 mmズレているときは、[上下]に+0.5 mm、[左右]に-0.3 mmと入力します。
調整値は1ステップ=0.1 mmずつ変化します。
調整範囲:[上下]-10.0 ~ +10.0、[左右]-3.0 ~ +3.0
調整が完了したら、[OK]を押します。
手順1と同じジョブデータを同じトレイから3枚程度出力します。
2枚目と3枚目に出力された用紙で、ウラ面の画像位置ズレを確認します。
画像位置のズレがなくなるまで、手順12 ~ 手順15を繰返します。