測定ウィンドウ(「Visualize)は複数のサブウィンドウに分かれています。それぞれのサブウィンドウは表示 / 非表示を切り替えることができ、必要に応じて位置を変えたり、メインウィンドウから分離させたりすることもできます。メニューから「ウィンドウ」 -> 「デフォルトにリセット」を選択すると、簡単にデフォルトの配置に戻すことができます。
デフォルトの配置では、左から右に作業を進めます。
AccurioPro ColorManagerのツールバーにはアイコンが3つあります。
Measure | データ表示から測定に切り替わります。測定器に接続するためのダイアログが呼び出されます。 |
Analyze | 「Analyze」を起動 / 終了します。「アナライズ」タブが表示され、基準データからの色差が計算されます。 |
Profiler | 選択中の測定データがProfilerに転送され、プロファイルパラメーターを入力するため「Profiler」ツールが呼び出されます。 |
このウィンドウには、測定中に必要になる測定器の最も重要な設定が表示されます。表示される内容は、ハンドヘルド型分光測色計(MYIRO-1、FD-5BTなど)と自動スキャン分光測色計計FD-9で異なります。
3つのタイプの測定器はすべて、スポット測定とスキャン測定の両方に対応しており、ユーザーが校正を行う必要があります。そのため、これらの測定器ではデバイス設定ウィンドウの操作要素に違いはありません。
「データリスト」ウィンドウには、測定データが作成されるフォルダーが表示されます。 相当するデータは、[アクティブな作業フォルダー]\Data\Tool\Measure\...にある作業フォルダーの中にあります。
未加工測定ファイル(.mdl)はこの測定フォルダーに保存されます。これを基に、タスクに応じてさまざまなCGATS形式のユーザーデータをエクスポートできます。未加工測定データの概念やデータのエクスポートの詳細については、データエクスポートとプリントの章を参照してください。
測定ファイルには「[測定ファイル名]_[測定番号].mdl」という形式で名前が付けられます。
測定データには自動で番号が振られます。測定番号は5桁の数字で、新規測定のたびに1つずつ増えます。
さらに、データリストウィンドウには測定ファイルの日時も表示されます。リストの表示は測定ファイル名や日付で並べ替えることができます。
測定フォルダーの最初の測定には、デフォルトでフォルダー名が設定されます。ただし、その名前はいつでも簡単に変更できます。名前を変更するには、測定ファイルを右クリックしてから、コンテキストメニューで「名前の変更」を選択します。こうすることで、連続測定に対して1つのフォルダー内で類似する名前を簡単に付けることができます。連続測定の最初の測定の名前を変更してください。測定ファイル名はその後の測定に使用され、必要な場合は測定番号が自動で追加されます。
コンテキストメニュー(「データリスト」にある測定ファイル(.mdl)を右クリック)には、測定ファイルを削除したりCGATSファイルをエクスポートしたりするための項目もあります(エクスポートの詳細については、データエクスポートの章を参照してください)。
測定ファイルの名前は自由に変更できますが、「[アクティブな作業フォルダー]\Data\Tool\Measure\...」にある事前インストールされたフォルダーについては、ワークフローがそれらの測定フォルダーにアクセスするため、名前を変更しないでください。フォルダーを右クリックしてもコンテキストメニューは表示されません。
測定フォルダーをクリックすると、「チャートビュー」タブの測定ウィンドウの中央にチャートとチャート選択パラメーター(利用可能な場合)が表示されます。何も入っていないフォルダーでは、中央部分は空の状態です(またはフォルダーのシンボルだけが表示されます)。測定の前に、目的のチャートが入っている測定フォルダーを選択します。
通常、測定フォルダーには同じ目的のデータが入っています。しかし、必ずしも意図された目的が単一のチャートレイアウトにだけ関連しているとは限りません。たとえば、さまざまな測定器や用紙フォーマットのためのグラフィックレイアウトが1つのプロファイリングチャートに複数含まれていることがあります。例えばプロファイル作成用標準チャートでは、CMYK値が固定されたカラーパッチが含まれていますが、多くの異なるレイアウトで使用できます。そのため、測定される印刷物のレイアウトは全く異なることもありますが、そのようなチャートを使って生成される測定ファイルは常に同じで、互いに簡単に比較できます。
このような理由から、AccurioPro ColorManagerの各測定フォルダーには複数バージョンのチャートを入れることができます。チャートの選択は、「チャートビュー」タブの測定ウィンドウの中央にあるメイン領域で行います。
チャートの選択時、接続されている測定器が自動で考慮されます。そのため、所有する測定器を使って確実に測定できるチャートのみを選択できます。選択したチャート用に測定器を特定の測定モードに切り替えなければならない場合でも(非常に小さな測定パッチのスポット測定など)、通常はチャートを選択するだけで自動的にモードが切り替わります。
作成に使用されたチャートは測定ファイルに保存されます。そのため、チャート選択パラメーターを変更できるのは、測定フォルダーをクリックして新規測定を実行する場合だけで、既存の測定を選択する場合は変更できません。
チャート選択パラメーターの詳細については、「チャートビュー」タブの説明を参照してください。
中央のメイン領域には複数のタブがあり、「データリスト」ウィンドウで選択されているデータセットまたはチャートがさまざまな形式で表示されます。
「チャートビュー」タブでは、印刷レイアウトでチャートが表示されます。また、このタブは測定を実施するためのユーザーインターフェイスでもあります。利用可能なコントロールは、「データリスト」ウィンドウで選択されているのが測定フォルダーか測定ファイルかによって若干異なります。
基本的には3通りのパッチ描写があります。
チャート定義 | 単色の色領域 |
測定データ | 外枠:期待される色(定義 / リファレンス) |
空の測定 | 外枠: 期待される色(定義 / リファレンス) |
「データリスト」ウィンドウで測定フォルダーを選択すると、そのフォルダーに入っているチャートが「チャートビュー」に表示されます。測定フォルダーが選択されている場合、AccurioPro ColorManagerは新規測定を行います。
データ用のフォルダー構造を明確に保つために、AccurioPro Color Managerでは1つの測定フォルダーに複数のチャートを入れることができます。共通する唯一の要素は、測定フォルダー内の測定データは同じ目的を果たすということです。測定フォルダーに複数のチャートが入っている場合、「チャートビュー」タブに3段階のチャート選択パラメーターが表示されます。
1) 測定器 | ここでは測定器のタイプを選択します。チャートに関して同じ要件を持つ測定器は1つのグループにまとめられます(ストリップリーダーMYIRO-1、FD-7/5BT、i1Pro)。 |
2) レイアウト/タイプ | たとえばFD-9は、基本的にはストリップリーダーよりも多くの種類のチャートレイアウトに使用できます。そのため、選択されている測定器のタイプによってレイアウトのリストが異なることがあります。 |
3) サイズ | 同じエンコーダータイプと同じレイアウトタイプのチャートは、異なる用紙サイズにも利用できます。 |
「データリスト」ウィンドウで測定フォルダーを選択すると、最も頻繁に使用されているチャート選択パラメーターが自動で選択されます。実際の要件に合わせてパラメーターを変更してください。
3つすべてのパラメーターを選択すると、測定用にチャートが設定されます。これで測定を開始できます。
ストリップリーダー | 「デバイス設定」ウィンドウで「新規測定」をクリックするか、最初の領域またはストリップを測定します。 |
FD-9 | FD-9にチャートの1ページ目を挿入します。 |
上述したように、新規測定ファイルが作成されます。
同じチャートを使って別の測定を実施する場合は、測定後にストリップリーダーの「新規測定」をクリックします。
FD-9の場合は、次の印刷物を測定器に送り込みます。
測定ファイル(.mdl)には、測定を実施したときのチャート定義に関する情報が含まれています。「データリスト」ウィンドウで測定ファイルを選択すると、チャート定義も自動で定義されます。 そのため、この場合はチャート選択パラメーターを変更できません。
「データリスト」ウィンドウで測定データを選択してから測定を開始すると、ストリップリーダーおよびFD-9が単一ページモードの場合、測定の修正または繰り返しが行われると推測し、それに対応するダイアログを開きます。
ハンドヘルド測定器では作業ミスが生じる可能性があります(ストリップの測定順序の間違いなど)。FD-9で単一ページの測定操作を行う場合でも、オペレーターのミスを完全に排除することはできません(複数ページのチャートでシートを間違えるなど)。測定ファイルの修正は、このような測定器を対象としています。
一方、FD-9に自動給紙ユニットを装着して使用する場合、ダイアログが測定プロセスを妨げることがあります。測定器は高速で動作し、チャートが複数ページに及んでも測定順序は完全に自動化されます。したがって、オペレーターのミスが起きることはほとんどありません。そのため、実際には測定データの修正は意味をなしません。不適切なデータ(印刷物のエラーに起因するものなど)は単純に削除され、完全に再測定されます。
そのため、FD-9に自動給紙ユニットを装着して使用する場合は、新しいチャート(またはチャートの1ページ目)をフィーダーに差し込むと常に新しい測定ファイルが自動で作成されます。
ストリップリーダー: | 以下のオプションを含むダイアログが表示されます。 既存ファイルを新規測定データで上書き 新規測定ファイルの作成 キャンセル |
自動給紙ユニット非装着時のFD-9: | ストリップリーダーと同様 |
自動給紙ユニット装着時のFD-9: | 新規測定ファイルの自動作成 既存測定データの修正なし 不適切な測定データ(印刷物のエラーに起因するものなど)は単純に削除され、完全に再測定されます。 |
目的に応じて「データリスト」ウィンドウで測定フォルダーまたは測定ファイルを選択します。ストリップリーダーを使う場合は、最初の領域 / ストリップを測定するか、または「新規測定」ボタンを使って新規測定ファイルを作成できます。
目的に応じて「データリスト」ウィンドウで測定フォルダーまたは測定ファイルを選択します。ワークフローはハンドヘルド測定器のワークフローとほぼ同じです。
印刷物をFD-9に挿入して測定を開始します。したがって、「新規測定」ボタンは使いません。
測定が終了すると、測定ファイルがアクティブになり、測定データが表示されます。この時点で新しい印刷シートを挿入すると、新規測定を作成するか、または古い測定を上書きするかを選択できるダイアログボックスが表示されます。
別の方法として、印刷物を挿入する前に測定フォルダーをもう一度選択することもできます。この場合は、プログラムから確認されることなく新規測定ファイルが自動で作成されます。
FD-9に自動給紙ユニットを装着して使用する場合、通常は大規模な連続測定が必要とされています。
この場合、測定フォルダーまたは測定ファイルが選択されているかどうかに関係なく、チャートの1ページ目が挿入されると常に新しい測定ファイルが自動で作成されます。
このタブにはチャートデータがリスト形式で表示されます。ここでは、各種データの表示 / 非表示を切り替えたり、必要に応じて列を配置したり、データを並べ替えおよびフィルタリングしたりできます。
データをスプレッドシートで処理する必要がある場合などは、リストビューでデータの確認と並べ替えを行ってから、その結果をクリップボードにコピーし、他のプログラムにペーストすることができます。その際、スプレッドシートの小数点が正しく設定されていることを確認してください。AccurioPro Color ManagerはCGATSファイルフォーマットの要件に従い、小数点にドットを使用します。
この操作を行うには、リストの見出しを右クリックします。ここで、コンテキストメニューに表示されるデータを選択できます。色を表示するための最初の「パッチ」列は恒久的に選択されており、常に表示されるのでクリックできないことに注意してください。
測定ファイル(.mdl)を選択した場合、「リストビュー」にはパッチ定義とパッチの測定値が表示されます。測定値は測定条件と観察光源 / 視野の設定で表示されます。「パッチカラー」ウィンドウでリストビューに表示される測定値の設定を選択します。ここでは、単一のカラーパッチについて複数の測定条件を比較することもできます。
「アナライズ」タブを有効にした状態で測定ファイル(.mdl)を選択すると、色差の値も計算されます。その値もリストビューに表示できます。「アナライズ」タブが有効でない場合は、色差の列には何も表示されません。
リストビューの列は要件に応じて配置できます。 列は目的の位置にドラッグ&ドロップするだけで並び替えることができます。
表色系全体(測定器の値、L*a*b*、XYZなど)を移動する:
表色系全体(L*a*b*など)を移動する場合は、列が標準的な順序に並んでいることを確認してください(...| L* | a* | b* |...など)。それを確認したら、最初の列(L*a*b*の場合はL*列)をクリックして目的の位置にドラッグします。グループの対応する列(L*a*b*の場合はa*列とb*列)も自動的に移動します。
表色系の個々の列を移動する:
表色系のグループを解除することもできます。これを行うには、他の列の1つを最初の列ではなく新しい位置にドラッグします(L*a*b*の場合はa*列またはb*列)。この操作で列がグループ解除されます。これで、表色系のすべての列が個別に移動できるようになります。列を再グループ化するには、互いに隣り合うように列をデフォルトの順序に戻します。これで再度、最初の列を使って表色系全体を移動できるようになります。
列をクリックすると、その列のデータが昇順で並べ替えられます。もう一度クリックすると、降順で並べ替えられます。
複数の列を順々にクリックすれば、より複雑な並べ替えも行えます。「Sorted by」には、最後にクリックした列が表示されます。別の方法として、「並べ替え」から複数列による並べ順を指定できます。値をカンマで区切って入力します。カンマを入力すると、選択可能な項目がリストに表示されます。入力が完了したら、「並べ替え」ボタンをクリックして並べ替えを適用します。これで、有効な並べ替えが「Sorted by」に表示されます。並べ替えは昇順です。
カラーマネージメントチャートで特定の測定領域を見つけるのに苦労することは珍しくありません。チャートのレイアウトが複雑であればなおさらです。そのような状況では、測定領域のフィルタリングが役に立ちます。AccurioPro Color Managerでは、用紙やベタ濃度、リニアライゼーション、ガマット領域など、頻繁に検索される項目についてフィルターが事前に定義されています。
フィルタリングは独自に作成することもできます。
これを行うには、フィルター設定ボタンをクリックします。
ここでは機能領域を選択できます。一般的にフィルタリングは、領域属性を使って実行されます。そのような属性はリストビューの列に表示することもできます。
フィルタリングの領域属性のほとんどは、デバイス値(CMYKまたはRGB)に一意的に由来するもので、チャート定義に含まれる値から自動で決定されます。
さらに、印刷標準ごとに異なるデバイス値を持つ領域属性や(グレーバランスなど)、専門的機能がデバイス値と無関係な領域属性(均一性または配置チェック)があります。このような属性をフィルタリングするには、チャート定義で指定されている必要があります。
「アナライズ」タブのON / OFFは、測定ウィンドウのツールバーアイコンを使って切り替えることができます。ここではアナライズ設定を選択したり、必要な場合はリファレンスファイルを選択したりできるほか、選択中の測定データに対し評価できます。
希望する作業方法に応じて、「Analyze」ツールには2通りの方法でアクセスできます。
Analyzeのパラメーターに関する詳細については、Analyzeの章を参照してください。
メイン領域のスキャンタブは、FD-9で行った測定でのみアクティブになります。ここでは、カラーパッチの測定位置を使ってFD-9の白黒プレスキャンを確認できます。
測定位置は測定パッチのそれぞれの色で表示されます。そのため、FD-9のパッチ認識によってチャートが180°回転していることが検出されていても、正しい測定位置を明確にチェックできます。
チャートや領域のサイズに応じて、ズームスライダーを使って測定位置をチェックしてください。
ユーザーまたはチャート定義によって「パッチ認識確認」(パッチ認識確認チェックボックス)機能が有効になっていると、AccurioPro ColorManagerはプレスキャン後に停止し、判定された測定位置をチェックするためのスキャンタブを最初に表示します。「デバイス設定」ウィンドウの「測定」をクリックすると測定が開始され、測定ウィンドウのメイン領域が自動でチャートビュータブに切り替わります。
「Analyze」が有効になっているとき、小さなステータスウィンドウを利用できます。このウィンドウには、メイン領域のタブと並んで測定の全体的なステータスが表示されます。
評価の全体的な結果だけを確認する場合は、「チャートビュー」タブと「アナライズ」タブを切り替える必要はありません。つまり、「アナライズ」タブが必要になるのは、評価設定を選択するために連続測定を開始するときや、色のずれが許容限度を超えている場合に個々の基準を詳細に解析するときだけです。
「パッチカラー」ウィンドウには、メイン領域で選択されている測定パッチの詳細が表示されます。アクティブな測定パッチは「チャートビュー」タブ、「リストビュー」タブ、または「スキャン」タブで選択できます。
その一方で、「リストビュー」タブの測定値の測定条件パラメーターは、アナライズ設定で指定されていない限り、「パッチカラー」ウィンドウでも選択可能です。
これは「チャートビュー」タブの表示に相当します。状況に応じて、単色の領域(チャート定義)または枠付きの領域(枠:期待される色、内部:測定結果または市松模様)が表示されます。
「データ」部分には、アクティブな測定領域のすべての色データを表示できます。
パッチ定義
「ID」はパッチの内部識別番号で、「Sequence(シーケンス)」にはパッチの標準的な測定順が表示されます。選択されているエクスポート設定に応じて、IDまたはシーケンス順にデータ出力を並べ替えることができます。上述したように、手動並べ替えは「リストビュー」で作成します。ヘッダー行にはIDとデバイス値が1行で表示されます。詳細部分にはシーケンスが表示され、利用可能な場合は測定パッチの名前とコメントも表示されます。
カラーバリュー
この表には、測定したパッチの利用可能なすべての色彩値を表示できます。シンプルな測定の場合は、測定条件、観察光源/視野のパラメーターも自由に選択できます。表のヘッダーを右クリックすると、複数の測定条件を表示して比較できます。「リストビュー」のチェックボックスは、「リストビュー」タブに表示する値の制御に使用します。
「アナライズ」タブがアクティブな場合、測定条件はアナライズ設定で恒久的に事前選択されており、「パッチカラー」ウィンドウで変更することはできません。そのため、色パラメーターの選択肢である「カラー」 / 「濃度」は表示されません。表中の「∆...」には、さまざまな色差の値も表示されます。
測定条件を選択すると、印刷見本に光を当てている測定器の照明光源が示されます。光源のUV成分の違いは測定対象スペクトルの計算に影響します。その一方で、2つ目のステップで「カラー」で観察光源と視野を選択することで、スペクトルに基づく測色値(XYZ、L*a*b*など)の計算を制御します。
「Auto/ 2°」と「Auto / 10°」の設定では、規格に従ってM0 / M1 / M2の光源としてD50が一様に選択されます。それ以外のすべての測定条件については、同じ光源が自動で選択されます。たとえば測定条件にD65を選択すると、測定器でD65を使用する光源はシミュレーションされ、L*a*b*値の計算にもD65が自動で使用されます。
しかし、新しい測定データを古いデータと比較しなければならないことがあるので、他の組み合わせも可能です。たとえば古い測定器を使った測定には、ハロゲン白熱灯が頻繁に使用されていました(=>測定光源タイプ:白熱灯 = 標準光源A)。それにも関わらず、L*a*b*値の計算にはD65やD50など、さまざまなタイプの光源が使用されていました。この方法の場合、試料に蛍光染料が含まれていると、もはや目視観察とは一致しない誤った測定データとなります。それでも、この方法で定義されている古い規格を使って、新しい測定データをある程度まで比較しなければなりません。このような理由から、AccurioPro ColorManagerではすべての組み合わせを設定できます。