本体へのアクセスを制限する方法のひとつに、本体の範囲内の機器のみを許可する方法があります。
IPアドレスの許可範囲を設定して、その範囲外の機器が拒否されます。簡単ですぐに範囲を確認できるため、便利です。
本体と通信するIPアドレスの範囲を任意に制限したい場合は、以下のとおり設定します。
以下の図は簡易IPフィルタリングの例です。
A:IPアドレス許可範囲「外」
B:IPアドレス許可範囲「内」
IPv4の場合、範囲内のIPアドレスからのみアドレスを許可して、サブネットマスクが255.255.255.0に固定になります。
IPv6の場合、本体に設定されているIPアドレスと、上位64bitが同一のIPアドレスのみアクセスを許可します。
<実例>
本体のIPアドレス:10.11.32.2の場合
アクセスできるIPアドレス範囲:10.11.32.0 ~ 10.11.32.255
*:サブネットマスクが255.255.255.0に固定された場合
本体に設定されているIPアドレスと、サブネットマスクを使用し、同じサブネットワークに属するIPアドレスの範囲のみアクセスを許可します。
<実例>
本体のIPアドレス:10.11.32.2、本体のサブネットマスク:255.255.248.0の場合
アクセスできるIPアドレス範囲:10.11.32.0 ~ 10.11.39.255
フィルタリング機能を使わずに、すべてのIPアドレスからの接続を許可します。
有効範囲を確認できます。