両面印刷におけるオモテ面とウラ面の位置ズレを補正する調整を、「表裏調整」といいます。
周囲の温度や湿度の変化、本機のコンディションの変化、用紙による表裏精度の変化に対して、安定した表裏精度を実現するため、定期的に表裏調整を行ってください。
また、印刷時に定着部の熱による影響で用紙が若干拡大または縮小することがあります。用紙の種類や坪量によって影響を受ける度合いが異なるため、給紙トレイにセットする用紙を変更したときは、必ず表裏調整を行ってください。
正しく調整するために、事前に以下の設定をしておくことをおすすめします。
画面へのアクセス
タッチパネル - [機械状態] - [表裏調整]
設定項目 | 説明 | |
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[トレイ設定] | 表裏調整を行う給紙トレイを選択します。 [自動測定]では複数のトレイを選択できます。 | |
[調整値リセット] | 押すと表示されるダイアログで[はい]を押すと、[表裏調整]の数値をすべてリセットします。 [自動測定]画面の以下の設定はリセットされません。
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[表裏調整] | オモテ面に印刷する画像の倍率と位置を調整します。 | |
ウラ面に印刷する画像の倍率と位置を調整します。 オモテ面の[倍率]と[イメージシフト]を調整したあとに、オモテ面に合わせて調整します。 | ||
オモテとウラの調整に使用するチャートがそれぞれ用意されています。 出力したチャートの測定ポイントをスケールなどで測定してから、測定値を入力して調整します。 | ||
画像全体が左右に回転していたり、対角線方向に歪んでいたりする場合に調整します。 [歪み]は以下の調整を行うと、自動的に補正値が入ります。
補正値は手動で調整することもできます。 | ||
[歪み]の調整に使用するチャートが用意されています。 出力したチャートの測定ポイントをスケールなどで測定してから、測定値を入力して調整します。 | ||
オモテ面の画像位置を基準に、ウラ面の倍率と画像位置だけを簡易的に調整します。 | ||
[自動測定]*1 | 出力したチャートをインテリジェントクオリティオプティマイザー IQ-601で読取り、自動で表裏調整を行います。 | |
[定期表裏調整]を給紙トレイごとに行う設定をします。 | ||
[ジョブ前表裏調整]を給紙トレイごとに行う設定をします。 | ||
[ばらつき補正]*1*2 | [ばらつき補正]を給紙トレイごとに行う設定をします。 | |
本機のスキャナーでチャートを読取り、自動で表裏調整を行います。 |
*1:この機能を使用するには、以下のすべてのオプションが必要です。
インテリジェントクオリティオプティマイザー IQ-601
ビデオインターフェイスキット VI-514
*2:この機能を使用するには、以下のすべてのオプションが必要です。
インテリジェントメディアセンサー IM-104
インテリジェントメディアセンサー IM-105