PDF/VT-2可変印刷とは、文書の一部分だけを外部ファイルで管理し、印刷時に組合わせて出力する印刷方法です。
ダイレクトメールの宛名部分やチケットのシリアルコードなど、受取る人に合わせて印刷内容を変えることができます。
この機能を使うことで、本体に格納されたPDFの上に、外部ファイルからの可変データを重ねて印刷できます。
作業フロー
1. 本機の設定を確認する
3. AccurioPro Print Managerを使ってPDF/VT-2ファイルをアップロードするまたはAccurioPro Hot Folderを使ってPDF/VT-2ファイルをインポートする
4. 印刷する
PDF/VT-2可変印刷機能を使用するには、以下のいずれかの設定が必要です。
Web Connectionの場合
[PDF/VT-2共有フォルダ]を[有効]にする
[APPEを使用する]を[する]にする
本機の[コントローラー設定]の場合
[PDF/VT-2共有フォルダ]を[有効]にする
[APPEを使用]を[有効]にする
ここでは「pdfvt」直下に任意のサブフォルダ「CompanyA」を作成して、VDPリソースデータ(可変部分データ)を格納する手順を説明しています。
アドレス:\\ <イメージコントローラーのIP アドレス> \pdfvt\CompanyA
(例)イメージコントローラーのIPアドレスが192.168.1.20 の場合:\\192.168.1.20\pdfvt\CompanyA
サーバーアドレス:smb://<イメージコントローラーのIPアドレス>/pdfvt/CompanyA
(例)イメージコントローラーのIPアドレスが192.168.1.20 の場合:smb://192.168.1.20/pdfvt/CompanyA
通常のジョブとして一時保存ジョブ、機密ジョブまたはHDDジョブ内にアップロードしてから、ジョブ編集画面で設定します。
アップロードできるファイル形式は、PDFです。
ジョブのアップロードについて詳しくは、[ジョブのアップロード / インポート...]/[ジョブのアップロード...]をごらんください。
[ジョブ設定]画面が起動します。
外部ファイル検索パスは、193文字まで入力できます。「*」、「?」、「"」、「<」、「>」、「¦」を除くすべての文字が入力できます。
印刷設定でPDF/VT-2ファイルをインポートできます。
ファイルの追加方法について詳しくは、[追加]をごらんください。
設定画面が表示されます。
ここでは例として、「pdfvt」フォルダーの下に作成した「CompanyA」というサブフォルダー名を入力します。
インポートする前に、本機とAccurioPro Hot Folderでそれぞれ以下の設定が必要です。
AccurioPro Print ManagerまたはAccurioPro Hot FolderからPDF/VT-2の文書データとVDPリソースデータを組合わせて印刷します。