パスワード規約を設定します。
パスワード規約とは、本機に設定するパスワードを通常より厳格にするため、文字数などに規制を設ける規約です。
この機能を使用するには、以下の設定が必要です。
パスワード規約の対象となるパスワードの種類(「機能」欄)や各パスワードで[パスワード規約設定]を有効にした場合の制限内容、適用範囲などについて説明しています。
英字の大文字と小文字は区別します。記号は半角記号だけ使用できます。
機能 | 禁止内容 | 適用範囲 | |||
---|---|---|---|---|---|
8文字未満 | 同一文字列の使用 | 最小文字数未満 | 前回と同じ文字列 | ||
管理者パスワード | . | . | . | . | パスワード変更時、認証時 使用できる文字種:英字(大文字/小文字)、数字、記号、ダブルクォーテーション |
ユーザーパスワード | e* | .* | . | . | 認証時、プリントデータ受信時、登録時、変更時 使用できる文字種:英字(大文字/小文字)、数字、記号、スペース |
HDD保存時のフォルダーパスワード | e | e | e | e | パスワードなしフォルダーは作成不可。フォルダー展開時必ず認証する 使用できる文字種:英字(大文字/小文字)、数字、記号、スペース |
一時保存ジョブやHDD保存ジョブに設定するパスワード | e | e | e | e | パスワード規約外のジョブは保存または操作できない |
コピーおよびスキャンジョブに設定するボックスパスワード | e | e | e | e | ボックス参照時、ボックス登録時 |
セキュリティープリント(機密フォルダー)に設定するパスワード | . | . | e | e | 機密フォルダー作成時、機密フォルダー参照時 |
スキャン設定のボックス登録時のパスワード | . | . | e | e | ボックス参照時、ボックス登録時 |
SNMP設定の各パスワード | . | . | e | e | 登録時、変更時、参照時 |
WebDAVサーバー設定のパスワード | . | . | e | e | 登録時、変更時、参照時 |
*:ユーザーパスワードは、[ユーザー認証設定]の設定により、パスワード規約の適用可否が異なります。以下の表では、各設定ごとの適用パターンを記載しています。
「-」:対応していません。
[ユーザー認証設定] | [部門管理設定] | ユーザーパスワード | 備考 |
---|---|---|---|
無効 | 無効 | e | 認証なしプリントおよびパブリックユーザーは規約対象外。 |
有効 | e | - | |
内部認証 | 無効 | . | - |
有効 | . | - | |
外部認証 | 無効 | . | - |
有効 | . | - | |
中間認証 | 無効 | e | 中間認証サーバーがパスワード管理を行い、プリントジョブはパスワード取得ができないため、規約対象外。 |
有効 | - | 中間認証は[部門管理]非対応のため設定不可。 |
設定範囲:8 ~ 64
文字数を多く設定するほど、よりセキュリティーを強化できます。最小文字数よりも大きい文字数の管理者パスワードを設定しておいてください。